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不知足蕪録

2012.08.10
不知足蕪録をはじめるにあたって

「知足安分」を次代の価値として唱えていたのは評論家の故山本七平氏でした。日本がバブル経済に向かうさなかの1980年代後半のころでした。

時代の趨勢とはまったく正反対の「知足安分」をそのころ提唱した見識は山本氏ならではでしたでしょうか。

その当時30歳代だった私にとっても、それは意想外で強く記憶に残るものでした。やがてバブルがはじけて、日本は失われた10年、あるいは20年とか言われる時代を迎えます。

この低迷に至る前の「足るを知る」などとは無縁の経済成長一辺倒の時代に、なぜその言葉が出てきたのかをその後、時に応じて何度も問い直しています。そして、低成長とデフレが常態となった日々の中で、「足るを知る」ことについて考える事が、次代の価値観を見いだすもとになるのではないかと考え始めています。

それでも、それはなかなか難しい事です。戦後の経済成長期に育った「足るを知らざる」身にとって、「己が分に安んずる」価値転倒が容易にできるはずもありません。

ただ、その困難に少しでも何か手がかりを得たいと考え、この蕪録を始めることにいたしました。ほんの些細な手がかりでも見出せればと思っています。